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1月

看護師はどの程度のPCスキルが必要か

看護師は、医師の診療の介助、そして患者の日常生活の援助をするのが主な仕事です。そのため、PCスキルは必要ないのではと思う人もいるかもしれません。しかし、現在の病院ではカルテが電子化されていることも多く、看護師が携わる仕事の多くはPCスキル抜きではできないこともあるのです。
地方の小規模病院では、まだまだ紙カルテが主流です。そのため、看護記録は手書きで行われることも少なくありません。しかしながら、地方でも大きな病院になると電子カルテが導入されていることが多く、その入力にPCスキルが必要となります。文字入力さえできれば、電子カルテの入力もスムーズに行なえます。

しかし、委員会活動や病棟会議の資料作りでは、文章作成や図の入力なども必要です。さらに、看護研究などで統計を取ったり、発表したりする場合には、エクセルやパワーポイントといったPCスキルも欠かせないでしょう。若手の看護師は、学生の時からパソコンに慣れ親しんでいるので、就職したときにはそれほど抵抗がないかもしれません。
一方、中堅層で転職する人の場合には、転職先の病院によって電子カルテが導入されているので、PCスキルに不安を持つ人もいるのが現状です。その場合は、まずワードで文章の入力を練習することから始めましょう。そして、パソコンの基本動作を覚えておけば問題ありません。エクセルやパワーポイントというのは、必要時に少しずつ覚えていくこともできます。

また、電子カルテだけではなく、ナースコールも携帯からスマホへと変わっている病院も少なくありません。このように、医療業界はIT化が進みつつあり、効率も格段に上がっています。医療業界のIT化についてはこちらにもまとめられているので、併せてチェックしておくといいでしょう。